2021/9/1、ステージ4慢性腎臓病に対するダパグリフロジンの影響について調べた研究「Effects of Dapagliflozin in Stage 4 Chronic Kidney Disease」の結果が発表されました。

2021/9/1、ステージ4慢性腎臓病に対するダパグリフロジンの影響について調べた研究「Effects of Dapagliflozin in Stage 4 Chronic Kidney Disease」の結果が発表されました。eGFR 25-75、尿中アルブミンクレアチニン比200-5000mg/g、主要評価項目はeGFR 50%以上の低下までの時間、末期慢性腎臓病、腎心血管死亡の複合としました。ステージ4慢性腎臓病、ダパグリフロジン群293例、プラセボ群331例、ダパグリフロジン群は主要評価項目27%減少(95% CI: −2 to 47%)、腎評価項目29%(−2 to 51%)、心血管評価項目17%(−53 to 55%)、死亡32%(−21 to 61%)減少しました。eGFR低下はダパグリフロジン群2.15、プラセボ群3.38、有意差(P=0.005)を認めました。ダパグリフロジン群、プラセボ群、重大有害事象、有害事象の発生率は同程度でした。ステージ4慢性腎臓病、アルブミン尿、ダパグリフロジンの影響は、リスク上昇なく、「DAPA-CKD」試験と一貫していました。
https://jasn.asnjournals.org/content/32/9/2352
「DAPA-CKD」試験のサブ解析の結果です。eGFR 25-75の慢性腎臓病においてもダパグリフロジンの効果は一貫していたとの報告です。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0909538364

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