お茶の水循環器科は2018/2/1(木)から「AI問診Ubie」を導入しました。

お茶の水循環器科では、このたび、Ubie株式会社の問診システム「AI問診Ubie」を導入しました。循環器系の症状では、胸の痛み、動悸、息苦しさなど、症状を正確に漏れなくだぶりなく医師に伝えるのが難しいものもあります。また、患者さんが関係のないだろう、重要でないだろうと思っていた症状や既往歴等の情報が、実は医学的に非常に重要な情報であるということもしばしばあります。このたび、「AI問診Ubie」を導入することで、より詳細な病歴聴取、より見落としの少ない鑑別診断、生活歴の把握、具体的な生活指導等、診療に活かして行きたいと思います。全員お願いする訳ではありませんが、主に初診の方や大きく症状が変わった場合、受付や医師の判断で必要と認めた場合に、「AI問診Ubie」をお願いすることがありますが、どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。「AI問診Ubie」については詳しくは下記ページをご覧ください。

Ubie株式会社→http://www.company.dr-ubie.com

「AI問診Ubie」を触ってみたいという方も大歓迎です。


当院は循環器科です。循環器科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。循環器科の診療範囲を具体的にまとめました。

・虚血性心疾患、心筋梗塞、狭心症の診断、治療適応の判断

・心筋梗塞後の管理、一次予防、二次予防、抗血小板療法

・慢性心不全の管理、評価

・心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症、他)の管理、評価

・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)の診断、管理

・人工弁置換術後の管理、抗凝固療法

・不整脈(心房期外収縮、心室期外収縮、洞不全症候群、房室ブロック、WPW症候群、発作性上室性頻拍、心房細動、心房粗動、)の診断、管理

・心房細動、心原性脳塞栓症の予防、抗凝固療法、一次予防、二次予防

・脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作の診断、一次予防、二次予防

・高血圧症の診断、管理

・脂質異常症の診断、管理

・糖尿病の診断、管理

・慢性腎臓病の診断、管理

・その他、検診異常の精査、食事指導、運動指導、禁煙外来、など

以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器科です。脳梗塞や脳出血等の脳血管障害、脳卒中は神経内科や脳神経外科が診ることも多いですが、血管の故障の予防という意味ではやるべきことは循環器科と共通です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も循環器病のリスク因という点で循環器科の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器科の仕事です。


 

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