2018/2/19(月)から麺ダイニング「ととこ」さんで新ラーメン「さば・せりラーメン」が発売開始します。麺ダイニング「ととこ」さんは駿河台下交差点、神田小川町にある、鶏にこだわった美味しい山形ラーメンのお店です。山形県には「マルハ」の工場があって、さばの水煮缶は山形では家庭料理として馴染みがあるそうです。せりは山形県の伝統野菜で、山形の冬の食卓の名脇役だそうです。さばとせりを贅沢に使った風味豊かなラーメンです。トッピングは、リンゴ酢、おろししょうが、おろしにんにく、ゆず皮から2品選べます。明日、2018/2/19(月)から発売開始です。
麺ダイニング「ととこ」→http://www7b.biglobe.ne.jp/~totoco
このたび神田小川町三丁目つながりということで、お茶の水循環器科監修とさせていただきました。実は、ととこさんとは以前にも、新ラーメン「体すこやか酸ラーメン」の開発をお手伝いさせていただきました。今回お茶の水循環器科監修第二弾です。
→https://ochanomizunaika.com/2016-1221
青魚が動脈硬化の予防に良いというのは医学的にも本当で、EPA製薬、EPA/DHA製薬という魚の油の成分を精製したものが薬になっていて、脂質異常症、閉塞性動脈硬化症、動脈硬化予防の治療薬にもなっているくらいです。抗血小板薬、抗凝固薬とまでは強力ではありませんが、血栓予防作用が認められており、事実、「Japan EPA Lipid Intervention Study」という研究において、EPA製薬の上乗せによって、心筋梗塞の予防、脳梗塞後の予防において、有意差を持って抑制効果が立証されています。詳しくは下記LANCETの論文をご覧ください。
→http://www.thelancet.com/pdfs/journals/lancet/PIIS0140-6736(07)60504-2.pdf
当院は循環器科です。循環器科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。循環器科の診療範囲を具体的にまとめました。
【循環器科の診療範囲】
・冠動脈疾患、心筋梗塞、狭心症、急性冠症候群
・虚血性心疾患、陳旧性心筋梗塞、心筋梗塞後の管理、抗血小板療法
・慢性心不全の管理
・心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症、他)
・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)
・人工弁置換術後の管理、抗凝固療法
・不整脈(上室期外収縮、心室期外収縮、房室ブロック、心房細動、他)
・心房細動の抗凝固療法、心原性脳塞栓症の予防
・脳卒中、脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、脳卒中後の管理、二次予防、再発予防
・高血圧症、二次性高血圧症
・脂質異常症、家族性高コレステロール血症
・糖尿病、糖尿病合併症
・慢性腎臓病
・睡眠時無呼吸症候群
・その他、食事指導、運動指導、禁煙外来、など
以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器科です。脳梗塞や脳出血等の脳血管障害、脳卒中は神経内科や脳神経外科が診ることも多いですが、血管の故障の予防という意味では一次予防、二次予防としてやるべきことは循環器科と共通です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も循環器病のリスク因子という点で循環器科の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器科の仕事です。
【循環器以外で対応しているもの】
【アンケート】お茶の水循環器科にやってほしいこと→https://goo.gl/thCnVu
アンケートの結果、ご要望いただいたものとして、循環器以外でもご要望の多いものに関してはやっていく方針としました。具体的に、下記、循環器以外で対応しているものを具体的に挙げました。確定診断、鑑別診断、専門的な治療、最先端の治療等、専門的な診療はそれぞれの専門科を受診ください。
・高尿酸血症、痛風
・肝機能障害(専門的な診療は消化器内科を受診ください。)
・慢性胃炎や逆流性食道炎の継続処方(専門的な診療は消化器内科を受診ください。)
・慢性便秘や整腸薬等の継続処方(専門的な診療は消化器内科を受診ください。)
・過敏性腸症候群(過敏性腸症候群専門外来あり)
・一型糖尿病の臨時処方または継続処方(糖尿病専門外来あり)
・甲状腺疾患の継続処方(専門的な診療は内分泌内科等を受診ください。)
・気管支喘息の長期管理薬の継続処方(専門的な診療は呼吸器内科を受診ください。)
・通年性または季節性アレルギーの継続処方(専門的な診療はアレルギー科を受診ください。)
・検診異常の再検査、専門医紹介の相談、他、
【アンケート】お茶の水循環器科にやってほしいこと→https://goo.gl/thCnVu
お茶の水循環器科にやってほしいこと、アンケートを実施中です。出来ること、出来ないこと、ありますが、可能な限りご要望を反映して行きたいと考えています。ぜひご要望をお聞かせいただけますと嬉しいです。
一方で、当院は「一般内科」ではありません。循環器疾患の患者さんは感染症に掛かってしまうと重症化してしまう恐れがあります。院内感染対策の観点から、発熱や咳等の感染症を疑う症状を認める場合は原則的に一般内科等を受診ください。具体的には、発熱、インフルエンザ、咳等は「一般内科」、扁桃炎や副鼻腔炎等は「耳鼻咽喉科」、長引く咳や痰は「呼吸器内科」、吐気や下痢等は「消化器内科」をご受診ください。都内の医療機関探しは、東京都医療機関案内ひまわり(☎ 03-5272-0303)をご活用ください。随時紹介状の発行も行っていますのでお気軽にご相談ください。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。