ロケットニュースの禁煙外来に関する記事に執筆協力しました。

「禁煙外来に行ってみたらこうだった / タバコを絶対にやめると決意してから1週間の全記録」→https://rocketnews24.com/2018/11/12/1138154

煙草が健康に良いものではないということを知らない人はほとんどいないのではないかと思います。なかなか辞めるきっかけがなかったり、どうしても辞められないということが多いのではないかと思います。禁煙の治療をサポートする禁煙外来というものがあるのですが、「禁煙外来」という名前は聞いたことがあっても、具体的に詳しく知らない人も多いのではないかと思います。このたび、ロケットニュースの和才さんが意を決して禁煙をしたいということで、禁煙外来を受診しに来ました。具体的に禁煙外来とはどんなことをやるのか、「禁煙治療に関する問診票」「禁煙状況に関する問診票」「呼気一酸化炭素濃度検査」「禁煙補助薬に関する説明」「禁煙宣言書」など、かなり具体的に記事にまとまっており、禁煙外来の具体的なイメージが掴みやすいのではないかと思います。今回とてもよい点として、和才さんが自主的に「ありのままの禁煙日記」ということで、禁煙治療開始後の様子を日々日記に記録しています。これはとても良いことで、禁煙成功しても、仮に禁煙に失敗してしまっても、どこが失敗の要因だったのか、何に気を付けるのがポイントなのか、自分の生活習慣を見直すのヒントになるからです。詳しくは禁煙外来の説明のページをご覧ください。

禁煙外来→http://循環器内科.com/smoking

喫煙の有害性と依存性、禁煙外来、禁煙補助薬、禁煙外来についてよくある質問等をまとめました。禁煙外来の初回は説明や書類等で30分程度お時間が掛かるので、お茶の水循環器内科では禁煙外来の初回のみ予約制としています。詳しくは主治医または受付までご相談ください。


【お茶の水循環器内科になりました】

2018年9月、お茶の水循環器内科は5年目を迎えました。当院は2014年秋、「心血管疾患の一次予防」を理念に神田小川町にてスタートしました。2016年春、現在の神田神保町にお引越し、2018年春、「その医療は心筋梗塞を減らすだろうか?」という行動規範のもと、循環器専門の医療機関に生まれ変わりました。世の中には救える病気とそうでない病気があります。その中で、心筋梗塞と脳卒中は血管の故障が原因であり、心血管疾患の危険因子をコントロールすることで予防が可能です。具体的に、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、心房細動、慢性腎臓病等の心血管疾患の危険因子に対して適切な治療介入と治療継続をすることが重要で、そのために夜間や土日も診療をオープンにしています。心筋梗塞と脳卒中を防ぐこと、「心血管疾患の一次予防」、これが我々の使命です。お茶の水循環器内科をどうぞよろしくお願いいたします。
2018年4月1日、お茶の水循環器内科院長五十嵐健祐

【具体的な診療範囲】

お茶の水循環器内科は循環器専門の医療機関です。循環器内科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。具体的には、狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患、心房細動を始めとする不整脈、心血管疾患の危険因子としての高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、慢性心不全などの循環器疾患です。循環器内科の診療範囲を具体的にまとめました。
・冠動脈疾患(急性心筋梗塞、労作性狭心症、他)
・心筋梗塞後、抗血小板療法、ステント留置後の管理、バイパス術後の管理
・慢性心不全の管理
・弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)
・弁置換術後の管理、弁形成術後の管理
・心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、他)
・大動脈瘤、大動脈解離後の管理
・不整脈(心房細動、房室ブロック、上室期外収縮、心室期外収縮、他)
・心房細動の抗凝固療法、心原性脳塞栓症の予防、アブレーション治療後の管理
・脳卒中、脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、脳卒中後の管理
・高血圧症、二次性高血圧症
・脂質異常症、家族性高コレステロール血症
・2型糖尿病、1型糖尿病、糖尿病合併症の管理、インスリン管理
・慢性腎臓病
・その他、健診の再検査、食事指導、運動指導、禁煙外来、など
以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器内科です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も心血管疾患の危険因子として循環器内科の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器内科の仕事です。予防に勝る治療はありません。主治医までご相談ください。

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