ロケットニュースの受動喫煙に関する記事に執筆協力しました。

ロケットニュースの受動喫煙に関する記事に執筆協力しました。
「禁煙外来で「呼気検査の数値」を見て言葉を失った / 受動喫煙の害が想像以上にヤバくて軽く引く」→https://rocketnews24.com/2018/12/11/1148184

今回のテーマは受動喫煙です。喫煙者が自分で直接の煙草の煙を吸うこと主流煙(一次喫煙)と言い、非喫煙者が喫煙者の煙を吸うことを受動喫煙(二次喫煙)と言います。具体的には、受動喫煙には、煙草の煙(副流煙)による受動喫煙と、喫煙者が吐き出した煙(呼出煙)による受動喫煙と、2種類あります。目に見える副流煙だけが受動喫煙ではありません。この記事のように、オフィスで仕事スペースとは別に喫煙スペースを用意して、受動喫煙対策を行っているつもりという会社は多いのですが、喫煙者が喫煙後に仕事スペースに戻って来てから喫煙者の呼気から呼出煙が排出されており、副流煙による受動喫煙は防止出来ても、呼出煙による受動喫煙は防止出来ていません。呼出煙は目に見えなく、喫煙後もずっと呼出煙は排出されているため、呼出煙も含めた受動喫煙は対策が不十分であることが少なくありません。お茶の水循環器内科が最終喫煙後8時間以上開けて受診をお願いしているのはこの呼出煙による受動喫煙の防止が目的です。詳しくは禁煙宣言のページをご覧ください。
https://ochanomizunaika.com/6866
和才さんとの禁煙外来のシリーズも折り返しです。ロケットニュース編集部の方も本当は煙草を辞めたいという方がいたらまずはお気軽にご相談ください。
禁煙外来→http://循環器内科.com/smoking
喫煙の有害性と依存性、禁煙外来、禁煙補助薬、禁煙外来についてよくある質問等をまとめました。禁煙外来の初回は説明や書類等で30分程度お時間が掛かるので、お茶の水循環器内科では禁煙外来の初回のみ予約制としています。詳しくは主治医または受付までご相談ください。

【お茶の水循環器内科】

お茶の水循環器内科は5年目を迎えました。当院は2014年秋、「心血管疾患の一次予防」を理念に神田小川町にてスタートしました。2016年春、現在の神田神保町にお引越し、2018年春、「その医療は心筋梗塞を減らすだろうか?」という行動規範のもと、循環器専門の医療機関になりました。世の中には救える病気とそうでない病気があります。その中で、心筋梗塞と脳卒中は血管の故障が原因であり、心血管疾患の危険因子をコントロールすることで十分に予防が可能です。具体的には、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、喫煙、心房細動、慢性腎臓病等の心血管疾患の危険因子に対して適切な治療介入と治療継続を行うことが重要で、そのために当院は夜間や土日も診療をオープンにしています。心筋梗塞と脳卒中を防ぐこと、これが我々の使命です。お茶の水循環器内科をどうぞよろしくお願いいたします。
お茶の水循環器内科院長五十嵐健祐

【具体的な診療範囲】

お茶の水循環器内科は循環器専門の医療機関です。循環器内科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。具体的には、狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患、心房細動を始めとする不整脈、心血管疾患の危険因子としての高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、慢性心不全などの循環器疾患です。循環器内科の診療範囲を具体的にまとめました。
・冠動脈疾患(急性心筋梗塞、労作性狭心症、他)
・心筋梗塞後、抗血小板療法、ステント留置後の管理、バイパス術後の管理・慢性心不全の管理
・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)
・弁置換術後の管理、弁形成術後の管理、抗凝固療法・心筋症(肥大型心筋症、拡張型心筋症、高血圧性心肥大、他)
・大動脈瘤、大動脈解離後の管理
・不整脈(心房細動、房室ブロック、上室期外収縮、心室期外収縮、他)
・心房細動の抗凝固療法、心原性脳塞栓症の予防、アブレーション治療の適応の評価、アブレーション治療後の管理
・脳卒中、脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、脳卒中後の管理
・高血圧症、二次性高血圧症
・脂質異常症、家族性高コレステロール血症
・2型糖尿病、1型糖尿病、糖尿病合併症の管理、インスリン管理
・慢性腎臓病、腎硬化症の管理、糖尿病性腎症の管理
・その他、健診後の再検査、食事指導、運動指導、禁煙外来、など
以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器内科です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も心血管疾患の危険因子として循環器内科の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、一度なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器内科の仕事です。予防に勝る治療はありません。お気軽に主治医までご相談ください。

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