日本痛風・核酸代謝学会から「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版」が発行されました。

日本痛風・核酸代謝学会から「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版」が発行されました。「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」は初版が1996年、第2版が2010年に発行されて以来、しばらく改定がありませんでしたが、このたび2019年改訂の第3版が発行されました。
https://www.tukaku.jp/guideline
主な改定点としては、腎保護を目的として尿酸低下薬を使うべきか?というクリニカルクエスチョンに対して、「腎機能低下を抑制する目的に尿酸降下薬を用いることを条件つきで推奨する」と、また、心血管保護を目的として尿酸低下薬を使うべきか?に対しては、「心血管病発症リスクの軽減を目的とした尿酸降下薬の使用は条件付きで推奨されない」とされました。ただし、「ただし、降圧薬使用中の高血圧患者さんでは痛風や腎障害を合併しやすいため、痛風や腎障害の抑制を目的に尿酸降下薬の投与は推奨される」としたところが新しい点です。さらに、高尿酸血症のタイプとして、従来からの分類である「尿酸生成過剰型」「尿酸排泄低下型」「混合型」という分類に加えて、「腎外排泄低下型」という病型分類が新たに加わりました。これは、日本人の痛風患者さん約8割が、腸からの尿酸排泄が低下する「腎外排泄低下型」に当たると考えられるということがわかったからとのことです。治療アルゴリズムは、尿酸値、痛風発作の既往の有無、合併症の有無に着目してわかりやすくなりました。詳しくは循環器内科.comのページをご覧ください。
高尿酸血症→http://循環器内科.com/hu

【重要】ご来院前にご確認ください。
お茶の水循環器内科は循環器専門の医療機関です。対象は狭心症、心筋梗塞等の冠動脈疾患、心房細動を始めとする不整脈、心血管疾患の危険因子としての高血圧症、脂質異常症、糖尿病等の生活習慣病、慢性心不全等の循環器疾患です。一般的な内科診療は行っていませんので予めご了承ください。都内の医療機関探しは東京都医療機関案内サービスひまわりをご活用ください。
東京都医療機関案内サービスひまわり:03-5272-0303
https://www.himawari.metro.tokyo.jp/qq13/qqport/tomintop

【お茶の水循環器内科】

お茶の水循環器内科は循環器専門の医療機関です。当院は2014年秋、「心血管疾患の一次予防」を理念に神田小川町にてスタートしました。2016年春、現在の神田神保町にお引越し、2018年春、「その医療は心筋梗塞を減らすだろうか?」という行動規範のもと、循環器専門の医療機関になりました。世の中には救える病気とそうでない病気があります。その中で、心筋梗塞と脳卒中は血管の故障が原因であり、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、喫煙、心房細動等の心血管疾患の危険因子をコントロールすることで十分に予防可能です。心血管疾患の危険因子に対して適切な治療介入と治療継続のために、お茶の水循環器内科は夜間も土日も診療をオープンにしています。心筋梗塞と脳卒中を防ぐこと、これが当院のミッションです。お茶の水循環器内科をどうぞよろしくお願いいたします。
お茶の水循環器内科院長五十嵐健祐

【具体的な診療範囲】

お茶の水循環器内科は循環器専門の医療機関です。循環器内科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。具体的には、狭心症、心筋梗塞等の冠動脈疾患、心房細動を始めとする不整脈、心血管疾患の危険因子としての高血圧症、脂質異常症、糖尿病等の生活習慣病、慢性心不全等の循環器疾患です。循環器内科の診療範囲を具体的にまとめました。
・冠動脈疾患(急性心筋梗塞、労作性狭心症、他)
・心筋梗塞後、抗血小板療法、ステント留置後の管理、バイパス術後の管理・慢性心不全の管理
・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)
・弁置換術後の管理、弁形成術後の管理、抗凝固療法・心筋症(肥大型心筋症、拡張型心筋症、高血圧性心肥大、他)
・大動脈瘤、大動脈解離後の管理
・不整脈(心房細動、房室ブロック、上室期外収縮、心室期外収縮、他)
・心房細動の抗凝固療法、心原性脳塞栓症の予防、アブレーション治療の適応の評価、アブレーション治療後の管理
・脳卒中、脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、脳卒中後の管理
・高血圧症、二次性高血圧症
・脂質異常症、家族性高コレステロール血症
・2型糖尿病、1型糖尿病、糖尿病合併症の管理、インスリン管理
・慢性腎臓病、腎硬化症の管理、糖尿病性腎症の管理
・その他、健診後の再検査、食事指導、運動指導、禁煙外来、など
以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器内科です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も心血管疾患の危険因子として循環器内科の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、一度なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器内科の仕事です。予防に勝る治療はありません。受付または主治医までお気軽にご相談ください。



PAGETOP