2020/6/5、日本脳卒中学会「COVID-19による脳卒中救急医療への影響について第二波に備えての声明」が発表されました。

2020/6/5、日本脳卒中学会「COVID-19による脳卒中救急医療への影響について第二波に備えての声明」が発表されました。
https://www.jsts.gr.jp/news/pdf/20200601_covid19.pdf
詳しくは日本脳卒中学会のホームページをご覧ください。
https://www.jsts.gr.jp
感染症を懸念するあまり、脳卒中の発症からの病院受診が遅れ、血栓溶解療法等の適応条件の目安である発症4.5時間以内を超えてしまう割合が増えてしまっているとの報告もあります。急性心筋梗塞、狭心症もそうですが、適切な時間内に治療を開始しないと最善の治療効果を望めない場合も少なくありません。お茶の水循環器内科の一意見としては、このようなことが起こってしまう原因は、感染症と非感染症を一緒の施設で診ているからであり、感染症の診療に当たる医療機関と、脳卒中や急性心筋梗塞等の非感染症の救急を担う医療機関とは施設単位でゾーニングをしていくべきではないかと考えています。日本の医療提供体制はそうはなっていません。今回の新型コロナウイルス騒動を乗り越えて、今後変わっていくかも知れません。


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