2020/12/6、「第4回デジタルヘルス学会学術大会」メインセッション2の開催です。今年のデジタルヘルス学会学術大会はオンラインにて、202012/1(火)から12/20(日)まで、20日間に渡って開催です。木野瀬大会長のもと、「ニューノーマルの医療をハックせよ」という大会テーマにて、多数のセッション、分科会、交流会等が企画されています。
本日からメインセッション2が始まります。テーマは「オンライン診療の現状の課題と未来とは?患者が求めることとは?」で、お茶の水循環器内科院長の五十嵐も登壇予定です。
https://www.facebook.com/events/667190547492675
当院はオンライン診療はそこまで積極的に行っている訳ではありません。なぜなら、2015年から様々な試行錯誤をして来た結果、オンライン診療で出来ること、出来ないこと、限界、注意すべきこと等がよくわかって来たからです。患者さん視点の観点からも、オンライン診療の利便性のみが強調されることが多いのですが、果たしてオンライン診療によって利便性は本当に実現されているのか、新型コロナウイルスの感染予防と社会経済活動の両立という観点からも、ある程度通常通りの社会経済活動が再開して来ている今、医療においても通常通り来れるなら来たほうが早いのではないかと感じることも多く、また、特に循環器診療、初診や急性期においては安全性を犠牲にしてまで利便性を優先すべきという状態があまりなく、安全性を犠牲にすることは何よりも最終的には患者さん自身にとって有益ではありません。一方で、病状が非常に安定した慢性疾患の治療継続においては診療継続のための有益なツールになることも確実であり、今後、通常の診療とオンライン診療、特に電話診療、2つの組み合わせによって循環器診療は問題なく継続可能である未来もクリアに見えて来ました。具体的な経験を踏まえながら現実ベースに広くお話出来ればと思います。
第4回デジタルヘルス学会学術大会の他のプログラム一覧は下記ページをご覧ください。
「2020/12/1-12/20、オンラインにて「第4回デジタルヘルス学会学術大会」の開催です。」
https://ochanomizunaika.com/20891
2020/12/6、「第4回デジタルヘルス学会学術大会」メインセッション2の開催です。