安定冠動脈疾患、男性において、ホスホジエステラーゼ5阻害薬投与はアルプロスタジルと比べて、死亡、心筋梗塞、心不全、血行再建リスク低下と関連を認めました。全死亡低下はホスホジエステラーゼ5阻害薬の容量依存であったのに対し、観察研究のデザインであったため、因果関係の影響、ホスホジエステラーゼ5阻害薬の臨床有益性を立証するものではありませんでした。
https://www.jacc.org/doi/10.1016/j.jacc.2021.01.045
ホスホジエステラーゼ5阻害薬とは、肺高血圧症、排尿障害等に使われていますが、冠動脈疾患に対して直接使われることはありませんでした。冠動脈疾患に対して有益であるかも知れないとの報告です。
2021/4/9、冠動脈疾患の生存において、ホスホジエステラーゼ5阻害薬とアルプロスタジルを比較した研究「Association of Phosphodiesterase-5 Inhibitors Versus Alprostadil With Survival in Men With Coronary Artery Disease」の結果が発表されました。