2021/6/2、成人1型糖尿病においてリアルタイム血糖モニタリングと間欠的スキャン持続血糖モニタリングを比較した研究「Comparing real-time and intermittently scanned continuous glucose monitoring in adults with type 1 diabetes (ALERTT1): a 6-month, prospective, multicentre, randomised controlled trial」の結果が発表されました。6ヶ月後、リアルタイム血糖モニタリングは間欠的スキャン血糖モニタリングと比較して、治療範囲時間（59·6% vs 51·9%; mean difference 6·85 percentage points [95% CI 4·36–9·34]; p<0·0001）、HbA1c値（7·1% vs 7·4%; p<0·0001）、血糖3.0mmol/Lの時間（0·47% vs 0·84%; p=0·0070）、低血糖（Fear Survey version II worry subscale score 15·4 vs 18·0; p=0·0071）と差を認めました。非選択的成人1型糖尿病、間欠的スキャン持続血糖モニタリングからリアルタイム血糖モニタリングへ切り替えは6ヶ月後の治療範囲内時間を有意に改善し、臨床家は1型糖尿病の健康、生活の質を改善するために、間欠的スキャン持続血糖モニタリングの替わりにリアルタイム血糖モニタリングを考慮すべきです。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)00789-3/fulltext
1型糖尿病の血糖モニタリングとしてリアルタイム血糖モニタリングが有用であるという報告です。