→http://www.asahi.com/articles/DA3S13058417.html
7月29日の朝日新聞、「be report」という特集に、お茶の水内科の取り組みを掲載していただきました。お茶の水内科がオンライン診療を始めた背景、経緯、何のためにやっているのかを語りました。具体的には、お茶の水内科院長の五十嵐は医師になって最初、脳卒中専門病院にて脳卒中救急医療、その後循環器内科医として循環器救急に従事していました。家族性高コレステロール血症、心筋梗塞後の抗血小板療法、心房細動に対する抗凝固療法、糖尿病、高血圧症、ちゃんと治療が継続出来ていれば助かった命もあるのに、と強く問題意識を抱えていました。平日の日中に通院の継続が難しい多くの人のために、夜間や土日も医療機関を開けようと思い経ち、お茶の水内科を開院したのが3年前です。その後もお茶の水内科にとって心血管疾患一次予防のための治療継続の負担軽減は一貫したテーマであり、2年前の事務連絡の後、スマホやアプリを活用し、オンライン診療を取り組み始めたのは自然なことでした。
お茶の水内科オンライン→https://ochanomizunaika.com/online
一方で、記事中の指摘にもあるように、遠隔診療を金儲けの手段として医療機関に営業している業者、医薬品のネット販売のようなウリで遠隔診療を使用しているクリニックがあるのも事実です。先日、2017年7月14日、厚生労働省から遠隔診療の新しい通知が発出されました。
私は、遠隔診療は生活習慣病を始めとした安定した慢性疾患の治療継続の負担軽減のためのものであり、そのために安全かつ適正に推進されていくべきであると考えています。お茶の水内科はこれからも遠隔診療の適正推進に勤めて参りたいと思います。