北原リハビリテーション病院→https://reha.kitaharahosp.com
先進的な病院として有名な八王子の北原病院グループの新病院、北原リハビリテーション病院の見学会に行って来ました。北原国際病院は脳神経外科を中心に急性期医療を担い、社会復帰に向けた集中的リハビリテーションに特化した病院です。八王子の山の上にある病院は、外観はまるで西洋のお城のようで、中庭「パティオン」、フロアごとに「草原」「林」「森」「宇宙」と世界観があり、いわゆる病院の窮屈な雰囲気が全然ありません。一階には地元の生産者からの食材を使った食事を楽しめるレストラン、敷地内の温泉棟には病院が採掘した天然温泉がありリハビリテーションの一貫として森を眺めながらの入浴が楽しめます。脳卒中後に早期に集中リハビリテーションを行うことで、脳卒中後遺症からの回復を早め、早期社会復帰を目指し、退院後も外来リハビリテーション、保険外の生活支援サービス等含めて、生活支援を行っていく、医療という枠組みを超えた総合的なサービスを提供しています。他にも、人工知能を活かしたリハビリテーション、電子カルテの音声認識ツール、地域通貨の普及と地域コミュニティサービスの構想など、全てを語り尽くすことは出来ないのですが、チャレンジ精神に溢れたどえらい病院でした。実は学生時代に一度北原国際病院を見学させていただいたことがあったのですが、あまりの発展に圧倒されました。詳しくは病院パンフレットをご覧ください。
→https://reha.kitaharahosp.com/wp-content/uploads/2018/05/2716ed69e9dbf02efc2cc8686b3dc818.pdf
お茶の水循環器内科はまだ開院4年目の小さな医療機関ですが、まだまだ出来ることはいっぱいあるなあと視野が広がる見学会でした。医療機関がやるのはここまでと無意識に限界を決めていたり、医療とは普通はこういうものと「常識」に囚われていることがまだまだあるなあと痛感、前例に囚われずに、本当に患者さんにとって、地域にとって価値のあることはなんだろう、理想の医療はどうあるべきなんだろう、とゼロベースで考えて一つ一つ実現していくことが大切だなあと感じました。八王子と千代田区と色々と環境条件が違いますので全く同じことをやろうとしても仕方ないかも知れませんが、お茶の水循環器内科もチャレンジ精神を忘れずに、先進的な取り組みを積極的にやって行きたいと感じました。
なんだか小学生の社会科見学の感想文のようになってしまいましたが、今年年末、2018/12/23(日)開催の「第2回デジタルヘルス学会学術大会」では、北原病院グループを率いる医療法人社団KNI理事長の北原茂実先生に基調講演をしていただけることに決まりました。基調講演の他には、分科会、一般演題、特別講演、アワード、情報交換会などを企画準備中です。言い出しっぺの一人としてお茶の水循環器内科院長の五十嵐が第2回デジタルヘルス学会学術大会の大会長を務めさせていただきます。年に一回、年末にデジタルヘルス好きが集まる一日です。詳しくは第2回デジタルヘルス学会学術大会公式ホームページをご覧ください。
→https://digitalhealthlab.tokyo/dhc2018
【第2回デジタルヘルス学会学術大会開催概要】
名称:第2回デジタルヘルス学会学術大会
日時:2018年12月23日(日・祝)
会場:デジタルハリウッド大学駿河台キャンパス
〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティアカデミア3F/4F
http://gs.dhw.ac.jp/utility/access
大会テーマ:デジタルヘルスの先駆者たち(仮称)
内容:基調講演、特別講演、分科会、一般演題、アワード、情報交換会
公式ホームページ:https://digitalhealthlab.tokyo/dhc2018
facebookイベントページ→https://www.facebook.com/events/538513653188354
【第2回デジタルヘルス学会学術大会実行委員会】(五十音順)
・五十嵐健祐(お茶の水循環器内科院長、デジタルハリウッド校医兼専任准教授、循環器内科医)
・石井洋介(日本うんこ学会会長、高知医療再生機構特命医師、消化器外科医)
・落合孝文(渥美坂井法律事務所・外国法共同事業弁護士)
・片山智弘(株式会社電通ビジネスD&A局プロデューサー)
・加藤浩晃(デジタルハリウッド大学大学院客員教授、京都府立医科大学特任助教、眼科医)
・喜納信也(株式会社ミナカラ代表取締役、薬剤師)
・近都真侑(産婦人科医、産業医)
・高丸慶(株式会社ホスピタリティワン代表取締役、看護師、保健師)
・種市摂子(東京大学大学院教育学研究科特任助教、精神科専門医、産業医)
・谷本潤哉(株式会社O: Founder / CEO)
・中山俊(アンター株式会社代表取締役、整形外科医師)
・長尾卓(プロコミットパートナーズ法律事務所代表弁護士)
・二宮英樹(データサイエンティスト、医師)
・前田裕二郎(東京大学医療イノベーションイニシアティブ特任助教、ジャパン・バイオデザイン共同ディレクター、歯科医師)
・増谷彩(株式会社日経BP日経メディカル記者)
・溝口博重(株式会社AMI&I代表取締役、NPO法人医桜代表理事)
・森維久郎(腎臓内科.com運営、腎臓内科医)
・他、実行委員会スタッフ募集中
【お問合せ】
【第2回デジタルヘルス学会学術大会実行委員会】
名称:デジタルヘルス学会
組織:任意団体
設立日:2017年7月25日
目的:デジタルヘルスに関わる学術研究、情報交換、活動支援
発起人:五十嵐健祐、高丸慶、石井洋介、加藤浩晃、デジタルヘルスラボ生徒一同、デジタルハリウッド大学院事務局、デジタルヘルスに関心のある全ての人
活動:デジタルヘルス学会学術集会の運営
設立趣旨:既存の学会からはみ出るようなものの発表の場
メールアドレス:info@digitalhealthlab.tokyo
ウェブサイト:https://digitalhealthlab.tokyo
第2回デジタルヘルス学会学術大会開催概要→https://digitalhealthlab.tokyo/dhc2018
【具体的な診療範囲】