2020/10/27、サウナ浴の頻度とCOVID-19の影響について調べたフィンランドの研究「Sauna bathing frequency in Finland and the impact of COVID-19」の要旨をまとめました。

2020/10/27、サウナ浴の頻度とCOVID-19の影響について調べたフィンランドの研究「Sauna bathing frequency in Finland and the impact of COVID-19」の要旨をまとめました。最近の研究では頻回のサウナ浴は様々な潜在的な健康へのベネフィットがあることが明らかになって来ました。フィンランドは並外れた(extraordinary)サウナ文化、サウナ浴の機会がある国です。しかしながら、COVID-19(coronavirus disease 2019)流行によって、サウナ施設に対して規制、前例のない休業となりました。本研究では、流行期間中、ベースラインの過去のサウナ浴の頻度、変化の可能性を調べるために、フィンランドにて、18歳から75歳1000例を対象、問診にて、頻度、変化の可能性、変化の理由、健康への影響への信条、サウナ浴の様々な側面を評価しました。オンライン調査は2020年5月に実施しました。結果、流行前、59%が週1回以上サウナ浴を楽しんでいました。流行開始後は、23%がサウナ浴を減少または中止していました。しばしばサウナへのアクセスの制限と関連していました。しかしながら、11%はサウナ浴の頻度が増加、この変化はリラクゼーションを求めて、時間が増えたことに帰着していました。本所見は、健康増進の国の娯楽として、驚くべき柔軟性を示唆しています。男性は女性よりもサウナ浴が活発で、全体として35歳未満の女性は35歳以上の女性と比べてサウナ浴が少ない傾向でした。回答者の7.9%は最大の健康へのベネフィットの基準である週4回以上のサウナ浴をしていました。フィンランド人のサウナ浴はアクティブでした。COVID-19流行において、サウナ浴の頻度はサウナ施設へのアクセスの良し悪しによっていました。アクセスの柔軟性、普及は、頻度なサウナ浴が標準となれば、長期的には公衆衛生の改善の活用になる可能性があります。詳しくは論文をご覧ください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33197669
フィンランドのサウナへの信頼はすごいですね。週4回以上のサウナ浴の健康へのベネフィットを完全に信用していますね。


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