2021/5/15-5/17、オンラインで開催された「第70回米国心臓病学会学術集会」にて、心房細動例の心臓手術時に左心耳閉鎖術追加の有効性を検討した研究「LAAOS III」の結果が発表されました。

2021/5/15-5/17、オンラインで開催された「第70回米国心臓病学会学術集会」にて、心房細動例の心臓手術時に左心耳閉鎖術追加の有効性を検討した研究「LAAOS III」の結果が発表されました。CHA2DS2-VAScスコア2点以上、他の心臓手術予定、心房細動4811例、心臓手術の内訳は冠動脈バイパス術21%、弁膜症67%、平均3.8年追跡、結果、虚血性脳卒中、全身性塞栓症の発生は左心耳閉鎖術追加群4.8%、非閉鎖群7.0%、有意差(HR 0.67、95%CI 0.53-0.85、P=0.001)を認めました。左心耳閉鎖追加によって、手術時間6分延長(119分対113分)、クロスクランプ時間4分延長(86分対82分)、院内死亡率に差を認めませんでした。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/202105/570274.html
弁膜症、冠動脈疾患等で心臓手術を実施する場合、左心耳閉鎖術を追加したほうが良さそうという報告です。

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