2021/8/27-8/30、オンラインで開催された「ヨーロッパ心臓病学会会議」にて、駆出率の保たれた心不全に対するSGLT2阻害薬エンパグリフロジンの有効性を検証した「EMPEROR-Preserved」試験の結果が発表されました。

2021/8/27-8/30、オンラインで開催された「ヨーロッパ心臓病学会会議」にて、駆出率の保たれた心不全に対するSGLT2阻害薬エンパグリフロジンの有効性を検証した「EMPEROR-Preserved」試験の結果が発表されました。NYHA分類2-4度の心不全、駆出率40%以上、NT-proBNP 300pg/mL以上の慢性心不全5988例を対象、標準治療に加えてエンパグリフロジン10mg上乗せする群2997例と標準治療群2991例を比較、中央値26ヶ月追跡、糖尿病合併49%、RAA系阻害薬81%、ミネラルコルチコイド受容体阻害薬37%、β遮断薬86%、アスピリン42%、スタチン69%、心血管死亡または心不全初回入院の主要評価項目はエンパグリフロジン群でプラセボ群と比較して、21%有意に低下(HR 0.79、95%CI 0.69-0.90、P=0.0003)を認めました。治療必要数31、糖尿病の有無に関わらず一貫していました。 日経メディカルでも記事になっていました。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t339/202108/571619.html
エンパグリフロジン(ジャディアンス)は駆出率の保たれた心不全を対象にした無作為化比較試験で初めて有効性を認めました。糖尿病の有無に関わらず有効性を認めました。トップニュースです。のちほど論文も和訳します。
「Empagliflozin in Heart Failure with a Preserved Ejection Fraction」
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2107038

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