2021/7/1、高動脈硬化リスクに対するIL-6阻害薬、ziltivekimabの第II相二重盲検無作為化プラセボ対照試験「IL-6 inhibition with ziltivekimab in patients at high atherosclerotic risk (RESCUE): a double-blind, randomised, placebo-controlled, phase 2 trial」の結果が発表されました。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)00520-1/fulltext
ziltivekimabは動脈硬化関連炎症、血栓バイオマーカーを顕著に減少しました。ziltivekimabの慢性腎臓病、高感度CRP上昇、既存の心血管疾患におけるziltivekimabの有効性を検証するためには大規模心血管転帰試験が必要です。高感度CRP、フィブリノゲン、血清アミロイドA、ハプトグロビン、分泌性ホスホリパーゼA2、リポ蛋白（a）等の顕著な改善を認めたとの報告です。