ニュクス薬局の中沢薬剤師の取材記事が小さな声を届けるウェブマガジン「BAMP」に掲載されました。
「親にも彼氏にも言えない。新宿の深夜薬局、カウンター越しの小さな物語「社会を繕う」」→https://bamp.is/serial/tsukurou01.html
ニュクス薬局の中沢薬剤師の取材記事が小さな声を届けるウェブマガジン「BAMP」に掲載されました。ドキュメンタリー映画を観ているような情景描写、心地よい読後感が素晴らしい文章です。中沢さんとは顧問税理士が共通という関係で知り合い、色々と情報交換をする仲になりました。ニュクス薬局が開局した2014年に私も開業、今は夜間もやっている医療機関や薬局は増えましたが、当時、土日や夜間にやっている医療機関や薬局は本当に限られており、お茶の水で私が処方した処方箋が歌舞伎町のニュクス薬局まで辿り着くということもありました。歌舞伎町という文化、お茶の水神保町という文化、色は全く異なりますが、一つの街があり、その街で独特の文化やコミュニティが形成されているという点は実は似ているかも知れません。首都圏で地域医療をやろうと志してもなかなか現実は難しく、駅チカ、駅ナカの利便性、受付時間の利便性等でしか差別化出来ないと、そこにはコンビニ的な利便性の提供に終始してしまい、地域医療、かかりつけ医なんてものとは程遠い現実が待っていたりします。コンビニ経済の対極にスナック経済という概念があります。お酒や乾き物の原価なんて微々たるもので、当然コンビニやスーパーで買ったほうが安い訳で、じゃあなんで人はスナックに来るのかと言えば、モノではなくスナックの場や関係性に何らかの価値を感じ、そこに対してお金を払っている訳です。院長の数だけ、薬局長の数だけ、医療の形はあるのだと思いますが、私や中沢さんが目指している医療は、「コンビニではなくスナック」なんだなと、腑に落ちました。薬局も医療機関も社会の変化とともにどう変わっていくか模索の時代です。利便性のその先へ、コンビニ的なものではなくスナック的なものに、一つ答えがあるのではないかと考えました。記事を読んでいいなと思ったらぜひシェアしてください。
「親にも彼氏にも言えない。新宿の深夜薬局、カウンター越しの小さな物語「社会を繕う」」→https://bamp.is/serial/tsukurou01.html
【お茶の水循環器内科になりました】
医療法人社団お茶会お茶の水循環器内科院長の五十嵐健祐と申します。当院は2014年秋、「心血管疾患の一次予防」を理念に神田小川町にてスタートしました。2016年春、現在の神田神保町にお引越し、2018年春、医療法人化に伴い、循環器専門の医療機関として生まれ変わりました。我々の使命は「世の中から救えるはずの病気をなくすこと」です。世の中には救える病気とそうでない病気があります。その中で、心筋梗塞と脳卒中は血管の故障が原因であり、防ぐためには血管を守ることが重要です。血管を守るためには、具体的に、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、喫煙、心房細動、慢性腎臓病等の心血管疾患の危険因子に対して適切な治療介入と治療継続が大切です。一方で、現代人の生活スタイルとして、平日の日中に仕事や用事があることは普通のことであり、仕事をしながらの治療継続には大きな負担が伴います。我々はこのミスマッチを解決するために、夜間も土日も診療をオープンにし、心血管疾患の危険因子に対して適切な治療介入と治療継続を行っています。しかしながら残念なことに、土日や夜間に診療をしていると、我々の理念とは無関係に、ただ夜も空いているから、ただ土日もやっているから、ただ便利だからという理由だけで患者さんが殺到し過ぎてしまい、2018年冬、一時期は診療体制の維持が困難な事態に陥ってしまいました。
2018年春、ゼロベースで、「その医療は心筋梗塞を減らすだろうか?」という行動規範のもとに全ての診療体制の見直しを行いました。結果、循環器専門という選択と集中の意思決定に至り、2018年春に医療法人化に伴い、「お茶の水循環器内科」として生まれ変わりました。今後とも夜間も土日も診療をオープンにし、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、喫煙、心房細動、慢性腎臓病等の心血管疾患の危険因子に対して適切な治療介入と治療継続を実現していくことで、心筋梗塞と脳卒中を防ぎ、「世の中から救えるはずの病気をなくすこと」、これが我々の使命です。詳しくは上記ページに医療法人社団お茶会のミッションをまとめましたのでご覧ください。新しく生まれ変わったお茶の水循環器内科をどうぞよろしくお願いいたします。
2018年4月1日、医療法人社団お茶会理事長五十嵐健祐
【具体的な診療範囲】当院は循環器専門の医療機関です。循環器とは心臓と血管を専門に診る診療科です。具体的には、狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患、抗血小板療法、抗凝固療法、心房細動を始めとする不整脈、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、慢性心不全などの循環器疾患です。循環器の診療範囲を具体的にまとめました。
・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)
・不整脈(上室期外収縮、心室期外収縮、房室ブロック、心房細動、他)
・脳卒中、脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、脳卒中後の管理、二次予防、再発予防
・その他、健診の再検査、食事指導、運動指導、禁煙外来、など
以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器です。脳梗塞や脳出血等の脳血管障害、脳卒中は脳神経内科や脳神経外科が診ることも多いですが、どちらも血管の故障の予防という意味では一次予防、二次予防としてやるべきことは循環器と共通です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も循環器病のリスク因子という点で循環器の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器の仕事です。
【当院で対応していないもの】(2018/4/1更新)
2018/4/1以降、当院で対応していないものを具体的にまとめました。定期的に見直しを行っていますので、ご来院の前には必ずご確認ください。ご来院いただいても受付にて適切な診療科のご紹介の対応となることを予めご了承ください。下記に具体的にまとめましたので、診療科探しの際にご参考ください。
東京都の医療機関探しは、東京都医療機関案内ひまわり(☎ 03-5272-0303)をご活用ください。幸い、首都圏には夜間や土日も診療しているクリニックは当院以外にも最近少しづつ増えて来ています。随時紹介状の発行も行っていますのでお気軽にご相談ください。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。