2020/5/28、職場における2型糖尿病予防生活習慣プログラムの効果を比較したサンフランシスコの研究「Comparative Effectiveness of 2 Diabetes Prevention Lifestyle Programs in the Workplace: The City and County of San Francisco Diabetes Prevention Trial」の結果をまとめました。

2020/5/28、職場における2型糖尿病予防生活習慣プログラムの効果を比較したサンフランシスコの研究「Comparative Effectiveness of 2 Diabetes Prevention Lifestyle Programs in the Workplace: The City and County of San Francisco Diabetes Prevention Trial」の結果をまとめました。
職場における糖尿病予防プログラム(Diabetes Prevention Programs: DPPs)の効果については十分にわかっていません。2015年から2016年まで、サンフランシスコの2型糖尿病リスクの労働者158例に対し、アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)監修の2つの糖尿病予防プログラムを実施、YMCA糖尿病予防プログラム78例、Canary Healthによるオンラインバーチャル生活習慣管理糖尿病予防プログラム(VLM-DPP)80例、無作為に割り振りました。一次転帰は6ヶ月後、12ヶ月後の体重の変化としました。2017年まで追跡しました。結果、YMCA糖尿病予防プログラム、バーチャル生活習慣管理糖尿病予防プログラム、いずれも、6ヶ月後時点では有意に体重減少を認めました。YMCA糖尿病予防プログラム群では、6ヶ月後(-2.70% 95%CI -3.91% to -1.48%)、12ヶ月後(-2.46% 95%CI, -4.24% to -0.68%)でした。バーチャル生活習慣管理糖尿病予防プログラム群では、6ヶ月後(2.41% 95% CI, -4.07% to -0.77%)、12ヶ月後(-1.59% 95% CI, -3.51% to 0.33%)でした。平均群間差は6ヶ月後(-0.25% 95% CI, -2.04% to 1.55%)、12ヶ月後(-0.84% 95% CI, -3.03% to 1.34%)で、両群間に有意差を認めませんでした。YMCA糖尿病予防プログラムは、バーチャル生活習慣管理糖尿病予防プログラムと比べて、6ヶ月後時点における腹囲の減少は高値(mean between-condition difference -2.00 cm [95% CI, -4.24 to 0.25 cm])でした。参加者の動機づけ、コアプログラムセッションを完了した平均数は、YMCA糖尿病予防プログラムは、バーチャル生活習慣管理糖尿病予防プログラムと比べて有意に高率でした。YMCA糖尿病予防プログラム群では平均10.2セッション完了(95% CI, 9.0 to 11.4)、バーチャル生活習慣管理糖尿病予防プログラムでは平均5.9セッション完了(95% CI, 4.7 to 7.1)でした。調整後平均群間差は4.2セッション(95% CI, 2.54 to 5.99)でした。YMCA糖尿病予防プログラム、バーチャル生活習慣管理糖尿病予防プログラム、いずれも6ヶ月後時点で体重減少を認め、YMCA糖尿病予防プログラムでは12ヶ月後も維持されました。職場における糖尿病予防プログラムは有用であろうと論文ではまとめています。詳しくは論文をご覧ください。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32463786
職場における糖尿病予防プログラムについて、対面プログラムもオンラインプログラムも両方とも有用であったという報告です。参加率、完了率は対面プログラムのほうが高率であったとのことです。糖尿病予防プログラムは対面でも効果がありますし、オンラインでもある程度効果はあるという結果でした。メディカルトリビューンでも記事になっています。
https://medical-tribune.co.jp/news/2020/0612530518


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