蛋白尿→https://ochanai.com/proteinuria
蛋白尿についてまとめました。検診等で指摘される蛋白尿は、一過性のもののこともありますが、腎臓に何らかの異常が起こっていることのSOSサインであることがあります。特に慢性腎臓病で、持続的に蛋白尿が続く場合は、腎機能低下、透析、心血管疾患のリスク因子です。腎疾患の中には早期発見、早期介入で重症化を防ぐ方法が確立しているものもあります。いずれにせよ、検診で異常を指摘を指摘されている場合は放置せずに、腎臓内科医までご相談ください。
この記事は腎臓内科医の森医師に書いていただきました。初期の腎臓病はほとんどの場合無症状で、尿検査異常にサインが出ます。検診異常を指摘されている場合は放置しないで腎臓内科医まで相談しましょう。森医師の外来スケジュールは外来担当医のページにてご覧ください。
外来担当医→https://ochanomizunaika.com/doctors
当院は循環器科です。循環器科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。循環器科の診療範囲を具体的にまとめました。
・心筋梗塞、狭心症、急性冠症候群
・虚血性心疾患、陳旧性心筋梗塞、心筋梗塞後の管理、抗血小板療法
・慢性心不全の管理
・心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症、他)
・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)
・人工弁置換術後の管理、抗凝固療法
・不整脈(上室期外収縮、心室期外収縮、洞不全症候群、房室ブロック、WPW症候群、発作性上室性頻拍、心房細動、心房粗動、他)
・心房細動の抗凝固療法、心原性脳塞栓症の予防
・脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作
・高血圧症、二次性高血圧症
・脂質異常症、家族性高コレステロール血症
・糖尿病、糖尿病合併症
・慢性腎臓病
・睡眠時無呼吸症候群
・その他、検診異常の再検査、食事指導、運動指導、禁煙外来、など
以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器科です。脳梗塞や脳出血等の脳血管障害、脳卒中は神経内科や脳神経外科が診ることも多いですが、血管の故障の予防という意味ではやるべきことは循環器科と共通です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も循環器病のリスク因子という点で循環器科の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器科の仕事です。
一方で、当院は「一般内科」ではありません。循環器疾患の患者さんは感染症に掛かってしまうと重症化してしまう危険性があります。院内感染防止の観点から、発熱や咳等の感染症を疑う症状を認める場合は可能な限り、他の一般内科等を受診ください。具体的には、発熱、インフルエンザ、咳等は「一般内科」、扁桃炎や副鼻腔炎等は「耳鼻咽喉科」、長引く咳や痰は「呼吸器内科」、吐気や下痢等は「消化器内科」をご受診ください。どうかご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。随時紹介状の発行も行っていますのでお気軽にご相談ください。