「日経メディカル」の連載「医療4.0~第4次産業革命時代の医療~」にてお茶の水循環器内科非常勤医師の森の対談記事が公開されました。

「日経メディカル」の連載「医療4.0~第4次産業革命時代の医療~」にてお茶の水循環器内科非常勤医師の森の対談記事が公開されました。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/iryou4/201809/557890.html

第一弾、第二弾に引き続き、第三弾となる今回は、「「正しい情報」だけでは変わらない患者の行動を変えるには」というタイトルで、記事が公開されました。記事閲覧には会員登録が必要です。ざっくり内容としては、医療現場の課題を解決するための人工知能アシスタント開発の話から、医療における情報の非対称性は薄れていく一方で、情報洪水からの取捨選択能力として専門家の役割が重要になってくるのではないかという話、疾病構造の変化から行動変容の重要性が相対的に増して来ていること、デジタルハリウッドで学んでいること、「腎臓内科.com」の運営と平行して、腎症予防クリニック設立構想の話、など多岐に渡ります。興味がある方はぜひ本を読んでみてください。

お茶の水循環器内科では、月に1、2回、腎臓内科医の森医師が外来を行っています。非常勤医師の外来スケジュールに関しては外来担当表をご覧ください。

お茶の水循環器内科外来担当医→https://ochanomizunaika.com/doctors

森医師受診の際には下記の受診ガイドラインを必ずご確認ください。

腎臓内科.com「医療相談、受診を希望される方へ」→https://xn--v6q559gj6ehpa.com/archives/953


「医療4.0~第4次産業革命時代の医療~」→https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/series/iryou4

【連載の紹介】

医療4.0~第4次産業革命時代の医療~

現在販売中の書籍『医療4.0 第4次産業革命時代の医療~未来を描く30人の医師による2030年への展望~』(写真)から、第3章の転載です。2030年の医療の現場は、第4次産業革命で登場する人工知能やIoTなどの技術革新により、大きく変わります。未来を見据える医師30人とともに、2030年の医療を展望します。

『医療4.0(第4次産業革命時代の医療)』好評発売中

2030年の医療現場は、第4次産業革命で登場する人工知能(AI)やIoTなどの技術革新により、大きく変わります。こうしたテクノロジーが医療現場に導入されると、「医療4.0」が到来し、多角化、個別化、主体化が進んでいきます。テクノロジーを適切に活用し、医療現場の課題解決に結びつけるにはどうしたらよいか。未来を見据える医師30人の提案とともに、医療の未来を展望します。 第3章は、医療現場の課題から、テクノロジーを用いた解決に取り組む医師30人とのインタビュー。第4次産業革命のテクノロジーが医療現場を変える可能性と、それぞれが描く2030年の医療の姿とは。(加藤 浩晃著、日経BP社、2484円税込み)

日経BP書店→https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/18/268240

amazon→https://www.amazon.co.jp/dp/4822256103


【お茶の水循環器内科になりました】
2018年9月、お茶の水循環器内科は5年目を迎えました。当院は2014年秋、「心血管疾患の一次予防」を理念に神田小川町にてスタートしました。2016年春、現在の神田神保町にお引越し、2018年春、「その医療は心筋梗塞を減らすだろうか?」という行動規範のもと、循環器専門の医療機関に生まれ変わりました。我々の使命は「世の中から救えるはずの病気をなくすこと」です。世の中には救える病気とそうでない病気があります。その中で、心筋梗塞と脳卒中は血管の故障が原因であり、心血管疾患の危険因子をコントロールすることで予防が可能です。具体的に、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、心房細動、慢性腎臓病等の心血管疾患の危険因子に対して適切な治療介入と治療継続をすることが重要で、そのために夜間や土日も診療をオープンにしています。心筋梗塞と脳卒中を防ぎ、「世の中から救えるはずの病気をなくすこと」、これが我々の使命です。お茶の水循環器内科をどうぞよろしくお願いいたします。
2018年4月1日、お茶の水循環器内科院長五十嵐健祐

【具体的な診療範囲】

お茶の水循環器内科は循環器専門の医療機関です。循環器内科とは心臓と血管を専門に診る診療科です。具体的には、狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患、抗血小板療法、抗凝固療法、心房細動を始めとする不整脈、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、慢性心不全などの循環器疾患です。循環器の診療範囲を具体的にまとめました。
・冠動脈疾患(急性心筋梗塞、労作性狭心症、他)
・心筋梗塞後、ステント留置後の管理、抗血小板療法
・慢性心不全の管理
・心臓弁膜症(僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、他)
・人工弁置換術後の管理、抗凝固療法
・心筋症(拡張型心筋症、肥大型心筋症、他)
・不整脈(心房細動、房室ブロック、上室期外収縮、心室期外収縮、他)
・心房細動の抗凝固療法、心原性脳塞栓症の予防
・脳卒中、脳血管障害、脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血発作、脳卒中後の管理、二次予防、再発予防
・高血圧症、二次性高血圧症
・脂質異常症、家族性高コレステロール血症
・2型糖尿病、1型糖尿病、糖尿病合併症の管理
・慢性腎臓病
・その他、健診の再検査、食事指導、運動指導、禁煙外来、など
以上、心臓と血管を専門に診る診療科が循環器内科です。脳梗塞や脳出血等の脳血管障害、脳卒中は脳神経内科や脳神経外科が診ることも多いですが、どちらも血管の故障の予防という意味では一次予防、二次予防としてやるべきことは循環器と共通です。高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等の生活習慣病も循環器病のリスク因子という点で循環器内科の守備範囲です。心筋梗塞や脳卒中にならないようにする、なってしまっても再発しないようにする、というのが循環器内科の仕事です。予防に勝る治療はありません。お気軽に主治医までご相談ください。

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