2021/3/1、レニンアンギオテンシンアルドステロン系阻害薬とCOVID-19の臨床転帰の関係について調べた研究「Association Between Renin-Angiotensin-Aldosterone System Inhibitors and Clinical Outcomes in Patients With COVID-19: A Systematic Review and Meta-analysis」の結果が発表されました。

2021/3/1、レニンアンギオテンシンアルドステロン系阻害薬とCOVID-19の臨床転帰の関係について調べた研究「Association Between Renin-Angiotensin-Aldosterone System Inhibitors and Clinical Outcomes in Patients With COVID-19: A Systematic Review and Meta-analysis」の結果が発表されました。
ACE阻害薬、ARBとCOVID-19の転帰において、52本の研究、101949例、ACE阻害薬またはARB投与あり26545例(26.0%)、交絡因子調整後、死亡リスク(adjusted OR [aOR], 0.57; 95% CI, 0.43-0.76; P < .001)、重大有害事象(aOR, 0.68; 95% CI, 0.53-0.88; P < .001)の有意な減少を認めました。高血圧においるサブ解析では、調整前、調整後、死亡リスク(unadjusted OR, 0.66 [95% CI, 0.49-0.91]; P = .01; aOR, 0.51 [95% CI, 0.32-0.84]; P = .008)、重大有害事象(unadjusted OR, 0.70 [95% CI, 0.54-0.91]; P = .007; aOR, 0.55 [95% CI, 0.36-0.85]; P = .007)の有意な減少を認めました。系統レビュー、メタ解析の結果、ACE阻害薬、ARBの投与は、薬物療法の推奨を支持する高血圧、複数の併存疾患を持つCOVID-19例において、多変量調整死亡率、重大有害事象のリスク上昇と関連を認めませんでした。逆に、ACE阻害薬、ARBは特に高血圧において、保護的有益性と関連がある可能性があります。因果関係を確立するためにはさらなる無作為化臨床試験が必要です。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33787911
一年ほど前に騒がれたRAA系阻害薬とCOVID-19の転帰の話ですが、なんとRAA系阻害薬投与していたほうが死亡リスク49%減少との報告です。結局日本では大きく騒がれることはありませんでしたが、ACE阻害薬、ARBの継続が望ましいとの結論です。メディカルトリビューンでも記事になっていました。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0422536156

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