2021/5/16、心筋梗塞の多枝経皮的冠動脈形成術において、冠血流予備量比ガイド、血管造影ガイドを比較した研究「Multivessel PCI Guided by FFR or Angiography for Myocardial Infarction」の結果が発表されました。ST上昇型心筋梗塞、完全血行再建において、冠血流予備量比ガイド戦略は、1年間の死亡、心筋梗塞、緊急血行再建リスクにおいて、血管造影ガイド戦略と比べて有意有効性を認めませんでした。しかしながら、有効性評価の広い信頼区間のため、本所見は決定的な解釈ではない可能性があります。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33999545
「FLOWER-MI」試験の結果です。冠血流予備量比ガイドの経皮的冠動脈形成術の有用性について有意差を認めなかったとのことですが、さらなる検証が必要との報告です。メディカルトリビューンでも記事になっていました。
https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0526536465
2021/5/16、心筋梗塞の多枝経皮的冠動脈形成術において、冠血流予備量比ガイド、血管造影ガイドを比較した研究「Multivessel PCI Guided by FFR or Angiography for Myocardial Infarction」の結果が発表されました。